2015年秋・イタリア便り・・・シチリア・ラグーサの搾油所
新しいものが大好きな日本人。この季節『ボジョレーヌーボー』が大人気ですが、
『ヌーボー』ってフランス語で、ソレをイタリア語では『ノヴェッロ/Novello』って言います。
英語だと『ニュー・New 』ですね。
コレ、ワインだけではありません!
オリーブオイルもノヴェッロの季節がやってまいりましたよ!
今、イタリアではオリーブオイルの収穫の真っ最中!
まずはシチリア島のオリーブ収穫・搾油の様子をご案内いたします。
こちらはラグーサ県のキアラモンテ グルフィにある搾油所。
実は昨年、搾っているところを見ることができなかったPantaleoのオイル。
今年は見てきましたよ!
機械を使わず、手摘みで収穫しています。
手摘みは賛否両論ありますが、実の状態を目で確認でき、何よりオリーブの実を傷めずに収穫できる手段ですね!
そして鮮度を保つため、収穫した日の夕方には搾ってしまいます。
1年ぶりのフランコとの再会! 見て見て~!この美しいオリーブの実を!!
そして収穫したオリーブの実は搾油所へ。
昔このフラントイオで活躍していた石臼が今はエントランスでオブジェのように飾られていました。
そして搾油所の中の様子。
フランコおじさんが、洗浄され、これから粉砕されるギリギリ前のところで
機械では取り切れなかったオリーブの葉や小枝、傷んだ実を一生懸命取り除いています。
これにはフランコのオリーブオイルへの愛が伝わってきました♥
洗浄・粉砕・捏ねを経て、固形物と水分に分けられ、さらに水とオイルに分けられます。
捏ねの温度も時間もすべてコンピュータで制御され、それを操るフラントイオの人の長年の勘と技術によって最高の状態に搾られていきます!
フランコおじさんは、『この場で食べるならともかく、日本に持っていくならステンレスタンクで落ち着かせてからでないとPantaleoの品質が損なわれる』と言って、ノヴェッロ用の商品は作っていません。
が、「セミナーで使いたいから」と無理を言って、その場で分けてもらいました!
なので、Pantaleoのノヴェッロを食べられるのはほんの一部の人だけ!とても貴重なオイルです!
今、セミナーに参加された方たちが続々とテイスティングされています^^
たった一人でのイタリアの旅、私が楽しく回れるのも、こうやって現地でサポートしてくれる皆さんのおかげです。
最後に三人で写真をパチリ。 いつもシチリアを案内してくれるチッチョ、今回もお世話になりました!また次もよろしくね♪
そして私のオリーブオイルを巡る旅はイタリア本土・プーリアへと移動するのでした。
つづく。
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