2016春・手打ちパスタの会@Casa mia アニョロッティ・ダル・プリン!
今年は春の手打ちパスタの会が5月まで繰り上げ・・・この日はすでに初夏の陽気でした。
当日のメニューはこちら。
作る前にまずは乾杯♪ 本日、楽しむことをみんなで誓います(笑)
前菜は2種類。
この季節にふさわしい、さっぱりとしたお味をイメージいたしました。
そして、今回の手打ちパスタの会では久しぶりに詰め物パスタを作りました。
その名も“ アニョロッティ・ダル・プリン(Agnolotti dal Plin) ”。ラビオリの一種で、北イタリア・ピエモンテ州の郷土料理。
キリスト教ではクリスマスやパスクワなどの祭りごとの前夜を”cena di magro”(質素な夕食)と言い、お肉を絶ちます。そして次の祝祭日に牛や豚、鶏など丸々1頭をつぶし、たくさん食べてお祝いします。
そしてお祭りで余ったお肉を翌日に野菜などと一緒にミンチしてパスタに包んで作ったのがこのパスタの始まりとされています。
お祭りで食べ過ぎてしまった次の日には胃にやさしい料理を・・・ということで、このパスタをブロード(スープ出汁)でいただく・・・ごれがアニョロッティ・ダル・プリンの起源。
今ではゼージの香りのバターソースでいただいたり、パスタの中身をほうれん草とリコッタチーズなどにすることも多いようです。
そして名前についてる『プリン』という文字。
・・・いえいえ、このプリンのことではありません!
『Plin』とは、北イタリアのピエモンテ地方の方言で『つまむ』という意味。
このラビオリの作り方からきています。
このように、伸ばしたパスタの上にあんを絞ってその上にパスタをかぶせてあんとあんの間をつまんで作ります。
みなさん、最初は難しかったようですが、コツをつかんで楽しく作ることができました。
この日はセージとバター、もちろん仕上げにEXVオリーブオイル!
そして、もう一品。
タリアテッレを作り、シンプルなトマトソースにたっぷりのモッツァレッラチーズとパルミジャーノレッジャーノをのせて。
そろそろおなかが苦しいのですが、もうちょっと頑張ろう、本日のメイン・サルティンボッカ。
シンプルだけど、お肉、美味しい!こちらはウンブリア産の強めのオリーブオイルがよく合いました♥
ドルチェには、今年最後のイチゴを使ったトルタを。
ゆっくりとした時間の中で、食事を楽しむ。これぞイタリア!
あっという間の1日でした。
次回のオリーブオイルワークショップは6月17日(金)。
まだ残席ございます。
皆様のご参加、お待ちしております(^O^)/