イタリア旅行記 バス/トラムの乗り方(失敗するとこうなる)
身をもって経験しましたので、皆さんのご参考になれば。
ヴェネツィアでメストレに住む友人宅にホームステイさせてもらった私たち。
メストレ情報
ヴェネツィアの入口の町で、ヴェネツィア本島よりバスで10分ととても便利なところ。
本島は家賃が高いため、ここに家を借りて本島に仕事に行く人たちが大勢住んでいます。また工業も盛んで移民も多く、そのため治安があまり良くありません。駅周辺は特に注意が必要です。
初日の夜は友人が手料理をご馳走してくれました。
彼女はサルデーニャ島出身で料理がとても上手!ドルチェまで手作りで大満足!
そして2日目は彼女オススメの本島レストランでお食事。
と、その前に。売店がしまっちゃうので今晩の帰りのメストレまでのバスのチケットを買いにチケット売り場へ。
チケットはトラムも共通で翌日も使えるお得なものがあったのでそれを購入。
楽しいディナーのひと時が終り、メストレの友人宅へ・・・バスに乗りチケットに打刻しようとしたらエラー音が。何回やっても同じ。なんでかな???
イタリア人の友人がそのチケットをもって状況を運転手さんへ話に行ってくれました。
どうやら、チケット売り場で違うものをわたされたみたい?
まぁ、カードで買ったのでその時のレシートが残ってるし、何か言われたらそのことを言えば大丈夫と言ってくれたので、運転手さんの言うことを信じ、彼女の家に帰りました。
翌日、そのチケットを持って、トラムに乗りました。
チケットを打刻しようにもやっぱり昨日と同じ反応。まぁ、しょうがない。
しかし、運悪く検札Gメンが乗ってきたのです!
イタリアではチケットを持っていなくても、バスの乗り降りが自由にできてしまうのです。なので、無賃乗車がとても多い。
そこで時々検札員がバスに乗り込んでチケットをチェックするんです。
(支払わなければ乗れない、もしくは降りれないシステムにすればいいのに、と思うが、この罰金で稼いでいるという話も^_^;)
もちろん、私はお金を払ってチケットを買ったので、昨日、運転手さんに言われた通りにお話してチケットを見せました。
するとチケットのバーコードを読み取ったGメンが、「これは昨日発券したものではなく売り場も別のところのものだ」と。
どういうこと?よくわからない・・・?
あ、きっと売り場のおばちゃんが間違えたんだわー。
・・・なんて、簡単に話が済みそうもない雰囲気。どうやら無賃乗車扱いを受けてしまったよう。
昨日買った時のレシートもあるよ、ほら、カードで買ったんだから―・・・
と、レシートを見せてもダメ。
もしかしたら使用済みの切符と間違って見せてしまった?
そういえば、ヴェネツィアに着いた当日も同じチケットを買ったことを思い出しました。
・・・バックの中をもう一回探してみる!
その間、イタリア人の友人が昨日運転手さんに言われたこと、チケットを買った時に一緒にいたから間違いなく買っていることなど、一生懸命言ってくれてるんだけど、頭が固いGメンさんたちは氷のように冷たい・・・
そうこうしているうちにヴェネツィア・メストレ駅に到着。
とりあえず降りる。もちろんGメンたちもくっついて降りてくる。すると、どこからともかく仲間がぞろぞろ。
5人のGメンに囲まれて、『なければ罰金52ユーロお支払いいただきます』
な、なにぃーーーーっ??
さがすさがすさがす!!!!絶対捨ててないからカバンの中にあるはず!
自分で何回見ても見つけられないので妹にカバンをチェックしてもらった。すると
『・・・お姉ちゃん、コレ!!』
え?・・・あった??カバンの内ポケットに数枚の名刺に紛れてチケットが!!!
アーよかった!見つかった!ごめんなさーい、もうやだわ、私ったらおっちょこちょいで~!
これでめでたしめでたし・・・じゃなかった!
『昨日打刻しなかったからやっぱり駄目。はい、罰金!』
そう、イタリアではチケットを買って持っていても打刻してなければダメなんです。
これにイタリア人の友人が食って掛かると、『はい、じゃあキミもID出して。』
とまるで共犯扱い!
このままじゃ彼女にも迷惑かけちゃう!仕事にも間に合わない!
『わかった・・・払います。』
このあと、頭の中は真っ白。駅までの道のりをまったく覚えていません。
その後、フィレンツェ人の友人にこの話をしたら、『だいたいヴェネツィア人は冷たいんだ!』と怒ってくれました。(慰めてくれたのよね、ありがと^^)
でも、今考えると、私は日本の常識を引きずっていたんですね。
ここはイタリア。日本じゃない。
というわけで、『イタリア・バス/トラムの乗り方(失敗しないために)』
にまとめました!
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イタリア旅行記 ヴェネツィア・カーニバル情報
ヴェネツィアと言えばカーニバル。中世の衣装を身にまとい、仮面をつけていざ、舞踏会へ・・・。
トリエステに入る前に2日ほどヴェネツィアで観光することにした私たち。
カーニバル終了3日後にヴェネツィア入りだったのですっかりお客も引いて落ち着いたころだろう、なんて思ってたら、そーでもない!
さすが観光の町ヴェネツィア、普通の平日というのに観光客でいっぱいでした!
いったいカーニバル当日はどんなことになっていたのでしょう?
こんなことになっていたようです・・・^_^;)
ところで、毎年開催日が異なるヴェネツィアのカーニバル、いったいどうやって決めているのでしょう?
カーニバルはカトリックの祭事で復活祭(イタリア語でPasqua/パスクワ、英語ではEaster/イースター)によって毎年異なります。
ここからすべて逆算!
パスクワは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決まっていて、その前の40日間(正確には日曜を除いて数えているので46日)を四旬節 ( しじゅんせつ ) といい、四旬節が始まるのは水曜日で、この日を「灰の水曜日」といいます。
「灰の水曜日」の前日の火曜日がカーニバル最終日となるように逆算してカーニバル予定日を決めるのだそうです。(もっと知りたければググってね)
今、世界的に日本のアニメのコスプレがブームとなっていますが、
ヴェネツィアのカーニバルはある意味コスプレの先駆けではないでしょうか?
私的には日本のアニメのコスプレより、こちらルネッサンスの貴族のコスプレの方がやってみたいw
いつか参加したいです(*^_^*)
ちなみに今年2014年は2月22日~3月4日まででした。
2015年のヴェネツィア・カーニバル開催日程は2月7日~17日です。
ヴェネツィア一番人気の時期ですので、ご予約はお早めに~!
イタリア旅行記 ヴェツィア・離島編(Burano)
3月6日から約1か月、イタリアにいってきました。
イタリアに行くのはこれで7回目。
今回の目的はトリエステで行われるオリーブオイルの展示会・Olio Capitareに参加するためと、オリーブオイルソムリエコースのコースディレクターを取得するためでした。
今回はずーっと一緒にイタリアに行きたいと言っていた妹が同行。
今までイタリアに入る時はいつもミラノのマルペンサ空港でしたが、今回の旅はヴェネツィア空港から!
なんでかっていうと、まずは地理的問題。
ミラノからトリエステまでは電車で約6時間・・・うー、ちょっと遠い。
そしてチケットの値段。
日本からトリエステ行きのチケットはあんまり安くなりません。
日本人にとってあまりメジャーな都市ではないので、需要が少ないから?たぶん。
トリエステに近くて日本から行くことのできる空港・・・そうだ、ヴェネツィア空港はどう?
さっそく検索。すると、ヴェネツィア行きの格安チケット、発見!!!
な、なんと、チケット代約17,000円!安過ぎ!
これにサーチャージやら空港使用料やらかかるんですが、それでも73,000円!
これはもう、『買い』です!
そして、妹の『イタリアで行きたい場所』リストの一つにヴェネツィアの離島・ブラーノ島がありました。
初イタリアの妹のリクエストにお応えして、トリエステに入る前にちょっと観光^^
ブラーノ島への行き方:
ヴェネツィア本島の本島の北側にあるフォンダメンタ・ヌォーヴェ(Fondamenta Nuove)乗り場から12番のヴァポレット(水上バス)で約40分。
ここの乗り場に行くのにもローマ広場あたりからヴァポレットを使いました。
ヴェネツィアの本島はもちろん歩いて回れますが、目的があって移動する場合はヴァポレットがとても便利です。
ヴァポレットのチケットは市内バスと共通で、種類もいろいろ。
TRAGHETTO ORDINARIO 1回4ユーロのカナル・グランデを渡るだけ(向かい側の停留所に行くだけ)から、お得な乗り放題も用意されています。
ヴァポレット(市内バス共通)乗り放題チケット ※有効時間は最初の利用からスタート
有効時間 | 金額 |
---|---|
60分有効 | 7ユーロ |
12時間有効 | 18ユーロ |
24時間有効 | 20ユーロ |
36時間有効 | 25ユーロ |
48時間有効 | 30ユーロ |
72時間有効 | 35ユーロ |
7日間有効 | 50ユーロ |
左記時間有効券に4ユーロ(片道)、8ユーロ(往復)を追加すると、空港行きバス(5番)を含むActv社バスを利用できます。
※正確な料金や詳細はACTV社の公式サイトでご確認下さい。
その他、学生用(14~29歳)割引など様々な料金があります。
ご自身の旅行行程にあわせてお選びください。
ヴェネツィアには二回ほど訪れていますが、この島は私も初めてです。
ここはおとぎの国?おもちゃ箱?と思えるほどカラフルで、なんとも穏やかな時間の流れ・・・。
島中の家々がすべて鮮やかな色に塗られていて、見ていてワクワクしちゃう♥
カメラマンでなくても写真を撮りたくなる街。
狭い路地裏の家までもがカラフルに塗られていました。
これには理由があって、その昔この島は漁師の島で、みんな海に魚を取りに行っていました。
冬場は霧が多いため、夕方漁から戻ると家がほとんど見えず、どこに自分の家があるのかわからなかったんだそうです。
そこで自分の家がわかるように鮮やかなペンキで塗ったというのです。
たしかにお隣りさん同士、すべて違う色で塗られていました。
写真で見るより実際は何百倍も気持ちいい所です!
私の中でヴェネツィア一番のお勧めの場所になりました!
是非、自分の目で、肌で感じてみてくださいね!
絶対また行くー!(イタリアはこんなとこばっかです^_^;)