オリーブオイルテイスター・佐藤ミーナがお届けする
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あなたは本当のオリーブオイルを知っていますか?
このページでは実際に『どんなお店で』『なにを買ったらいいのか』の目安を書いていこうと思います。
オリーブオイルには格付けがあります。
現在、日本国内で輸入販売されているものは3種、品質の高い順に以下のようにわかれています。
これは酸度というもので分けられているのですが、酸度とは酸化の度合いを表す度数です。度数が高いと酸度が高いといい、より酸化しているオイル、また低ければ酸化が少ない、劣化していないオイルということになります。酸度0.8%以下で欠陥のないオリーブオイルをエキストラバージンとしています。また酸度が2%以下で、多少の欠陥はあっても食すのにおいしいものはバージン、精製されて無味無臭で料理などには使いやすいけれども栄養成分もほとんど残っていないものを精製もしくはピュアと呼んでいます。 日本人はピュアという言葉のイメージから、逆にいいものだと思って買われている方がいらっしゃいますが、これを読んで下さった方はこれからはエキストラバージンオリーブオイルをお買い上げいただくことをお勧めいたします。
近所のスーパーなどでもお手軽に買えますが、本物のオリーブオイルに出会いたければ専門家(オリーブオイルソムリエなど)のいる専門店やデパートなどで購入するのがベストです。 都内などではテイスティングさせてくれるお店も増えています。 また、百貨店などで開催されるイタリア展などの催し物会場ではイタリアの様々な地域・品種の質のいいオイルが勢揃い!ティスティングもできますので、楽しみながらお気に入りの一品を見つけることが出来ます♪
オリーブオイルは紫外線にとても弱いのです。新鮮なうちはいいのですが、時間とともに酸化しますので、もしテイスティングをして美味しかったものが透明のボトルだったらアルミホイールなどで覆い、冷暗所にて保存しましょう。
※2014.09.24ブログにも書きましたのであわせて御覧ください。 →『オリーブオイルのラベルの読み方①(本当の産地の見分け方)』
日本語で『イタリア産』と書いてあるオリーブオイルをよく目にしますが、これには輸入における食品表記のカラクリがあります。
私たち日本の食品表記において、『容器に入れ、又は包装されたもの』は加工食品に当たります。輸入加工食品の場合、食品が最終的に加工された国の名前が、原産国として表示してあります。そしてオリーブオイルはこの輸入加工品にあたり、つまり、イタリアにトルコやモロッコ・スペインなどから輸入され、イタリアで加工(ビン詰め)されたものは『イタリア産』と表記されているのです!
そこでボトルに貼ってあるラベルに注目!ここには中に入っているオリーブオイルの様々な情報が記載されています。ポイントは5つ。表記が原産国の言葉で書かれているのでちょっと敬遠してしまいそうですが、ここに読み方をご案内しますので、トライしてみてくださいね! (日本のラベルが上から貼られていたりして見にくい場合もあります。)
日本でいうところの「JASマーク」のようなもので、EUの認証マーク。
*あくまで「製造過程において」であり、その後の輸送~店頭に並ぶまでの保存状態により、品質は左右されます。
前述の通り。英語表記では「extra virgin olive oil」、 イタリア産のものはolio extra vergine di olivaとイタリア語で表記されていることが多い。
大切なチェックポイント。イタリアでは法律で表示が義務付けられています。
オリーブの収穫時期が10月~2月ごろなので2年にまたがって記載される。
生産年月が書かれていたり、消費期限が明記されていたり。生産年でいえば、収穫時期がおおむね9月~翌年3月くらいまでなので『2013・2014』といったような明記の方法や、消費期限では瓶詰後約1年~1年半くらいを目安に記入してあって”entro~”とか、”fin~”など『いついつまで』というように書かれています。その場合、逆算してみるといつ詰められたかがわかります。
美味しいオリーブオイルの選び方・なにを買ったらいいの?
このページでは実際に『どんなお店で』『なにを買ったらいいのか』の目安を書いていこうと思います。
エキストラヴァージンオリーブオイルを選ぼう
オリーブオイルには格付けがあります。
現在、日本国内で輸入販売されているものは3種、品質の高い順に以下のようにわかれています。
これは酸度というもので分けられているのですが、酸度とは酸化の度合いを表す度数です。度数が高いと酸度が高いといい、より酸化しているオイル、また低ければ酸化が少ない、劣化していないオイルということになります。酸度0.8%以下で欠陥のないオリーブオイルをエキストラバージンとしています。また酸度が2%以下で、多少の欠陥はあっても食すのにおいしいものはバージン、精製されて無味無臭で料理などには使いやすいけれども栄養成分もほとんど残っていないものを精製もしくはピュアと呼んでいます。
日本人はピュアという言葉のイメージから、逆にいいものだと思って買われている方がいらっしゃいますが、これを読んで下さった方はこれからはエキストラバージンオリーブオイルをお買い上げいただくことをお勧めいたします。
専門家のいる場所で買おう
近所のスーパーなどでもお手軽に買えますが、本物のオリーブオイルに出会いたければ専門家(オリーブオイルソムリエなど)のいる専門店やデパートなどで購入するのがベストです。
都内などではテイスティングさせてくれるお店も増えています。
また、百貨店などで開催されるイタリア展などの催し物会場ではイタリアの様々な地域・品種の質のいいオイルが勢揃い!ティスティングもできますので、楽しみながらお気に入りの一品を見つけることが出来ます♪
色つきのビンのボトルを選ぼう
オリーブオイルは紫外線にとても弱いのです。新鮮なうちはいいのですが、時間とともに酸化しますので、もしテイスティングをして美味しかったものが透明のボトルだったらアルミホイールなどで覆い、冷暗所にて保存しましょう。
ボトルのラベルを読み解こう
※2014.09.24ブログにも書きましたのであわせて御覧ください。 →『オリーブオイルのラベルの読み方①(本当の産地の見分け方)』
日本語で『イタリア産』と書いてあるオリーブオイルをよく目にしますが、これには輸入における食品表記のカラクリがあります。
私たち日本の食品表記において、『容器に入れ、又は包装されたもの』は加工食品に当たります。輸入加工食品の場合、食品が最終的に加工された国の名前が、原産国として表示してあります。そしてオリーブオイルはこの輸入加工品にあたり、つまり、イタリアにトルコやモロッコ・スペインなどから輸入され、イタリアで加工(ビン詰め)されたものは『イタリア産』と表記されているのです!
そこでボトルに貼ってあるラベルに注目!ここには中に入っているオリーブオイルの様々な情報が記載されています。ポイントは5つ。表記が原産国の言葉で書かれているのでちょっと敬遠してしまいそうですが、ここに読み方をご案内しますので、トライしてみてくださいね!
(日本のラベルが上から貼られていたりして見にくい場合もあります。)
1.認証マーク
日本でいうところの「JASマーク」のようなもので、EUの認証マーク。
(規定が厳しい)
(DOPよりも規定がゆるやか)
*あくまで「製造過程において」であり、その後の輸送~店頭に並ぶまでの保存状態により、品質は左右されます。
2.オリーブオイルの格付け(分類名称)
前述の通り。英語表記では「extra virgin olive oil」、 イタリア産のものはolio extra vergine di olivaとイタリア語で表記されていることが多い。
3.生産者・瓶詰業者・所在地
大切なチェックポイント。イタリアでは法律で表示が義務付けられています。
4.収穫年度
オリーブの収穫時期が10月~2月ごろなので2年にまたがって記載される。
5.賞味・消費期限
生産年月が書かれていたり、消費期限が明記されていたり。生産年でいえば、収穫時期がおおむね9月~翌年3月くらいまでなので『2013・2014』といったような明記の方法や、消費期限では瓶詰後約1年~1年半くらいを目安に記入してあって”entro~”とか、”fin~”など『いついつまで』というように書かれています。その場合、逆算してみるといつ詰められたかがわかります。